「自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)を改良してみた!」で製作したラインカウンターユニットにモーターを付けて遊んでみました。フットスイッチを使うことによって両手フリーで巻けるようになりました。モータは前記事で書きましたが小型のステッピングモーターを使用して制御BOXも製作しました。実用的には「?」的な部分が有りますが試作としてはなかなか良い感じに仕上がりました。今後も改良の余地あり作品です。「手で巻いた方が、早いんじゃね~!」と言う突っ込みは無しでお願いします。ちょっとおバカなプロジェクトです。
概要&設計
設計は前回に改良した「がまかつカウンターユニット」をベースにしました。結論から先に申しますと、この設計はNGでした。後半で再設計しています。
↓<参考記事>↓
・自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)を改良してみた! 仕掛け巻きライン出入り口変更編 Part2
モーターをユニットの下部(支柱側)に配置して、出来るだけ重量増のバランスを取りました。モーターと仕掛け巻きの動力伝達はタイミングベルトを使用。タイミングプーリーは3Dプリンター等に使用されているGT2という規格のプーリーを採用しました。最大の特長と致しましては、モーターを上部に押し上げることによってベルトがプーリーから外れ通常の使用が出来るように製作しました。ベルトはクローズドループタイミングベルトを使用しています。ベルトの張り(硬度)もあるので、上手く外れてくれます。
↓<参考記事>↓
・秋月電子通商 ステッピングモータ・コントロールキット(モータ・ACアダプタ付)でステッピングモーターを動かしてみた!! 制御BOX製作編 Part1
当方が工作に利用しているライン精機の「小型軽量・ボタンリセット式 SR-4」が2021.11月現在、直販でもバラ売りは手に入りにくい状態が続いています。さらに2021年10月から大幅?な値上げになっておりビックリしています。(1個/税込2,475 円)送料込みだと3,000円超える?このカウンターはフィリピン製ですが昨今のコロナ感染拡大と10月からの値上げが影響していると思われます。(工場が稼動していない?コンテナ不足?)値段は今後、下がらないような気がします。
試作製作 モーター軸にタイミングプーリーを取り付ける
それでは製作に入ります。まずは材料・部品調達です。
Gt2-アルミプーリー16歯ベルト幅6mm用を購入しました。モーター側と仕掛け巻き軸側、両方共用です。
モーターの軸はΦ3mm。軸はDカットして有ります。
ボア径(中心穴)Φ5mmですので当然、固定できません。
POM樹脂で穴を詰めてΦ3mmの穴を開けました。
こんな感じで固定。固定はプーリーに付いているセットスクリューを強めに締めこんで樹脂を押して固定しています。空転せず固定出来ました。しかし加工精度が悪いのか若干の偏芯があります。
<試作製作>仕掛け巻きに軸にプーリーを取り付ける
仕掛け巻き側の軸にプーリを取り付ける加工をします。図面を描かず実際の部品でイメージして製作していきますので、適当に?製作します。←当方の製作スタイルです。
「がまかつGM-1898」の軸はΦ6mmですのでプーリーのボア径もΦ6mmにします。
旋盤でドリル加工。
Φ6mmに広がりました。
軸の製作です。
POM樹脂をΦ6mmに切削。
先ほど加工したプーリーを合わせながらなるべくピッタリ径で加工します。
規定の長さでカットします。
プーリーと樹脂軸をドッキング。プーリーのセットスクリューで固定。
カウンター軸を挿入する穴を開けます。
カウンター軸はΦ4mm
プーリーをチャックしてるので樹脂の芯が出てるかはこの時点では不明です。
カウンター軸に取り付けます。イメージとしてはこんな感じになります。
プレートに取り付ける前にスペーサーを作りベルトが通るようにかさ上げします。
こんな感じになりました。カウンターは角度を可変して斜めに取り付けます。
これはあくまでもイメージする為に製作したので本製品ではありません。これで分るのはカウンター軸とプーリの間が空いてしまうのと、プレートとプーリーの間に少しクリアランスを取る必要があると言う事が分りました。
Part2へ続く
にほんブログ村
にほんブログ村
コメント