前回の前方ユニットに続いて後方も別ハンドルを取り付けてみました。仮巻き側の仕掛け巻きなのでカウンターは取り付けないですが仕掛け巻きの軸を取り外す改造が必要になります。よってスプールを取り付ける際にキー溝に合わせる必要がありますが、既存のマグネットハンドルや圧入ハンドルを使って回すよりも断然回しやすくなります。スプールの改造をしなくても良いので汎用性もバッチリ!ついでに以前から気になっていたスプール軸を真鍮製に替え剛性を高めました。スプールホルダーのねじ穴も真鍮ねじ穴にしてこちらも剛性UPを試みました。この記事は製作備忘録です。
ラインスプール固定ねじ穴補強
part3からの続きです。

ついでに以前から気になっていたラインスプール固定ねじ穴を改良しました。アルミ板に直接ねじ切りしているのアルミの強度しかありません。固定ねじはステンレス製なのでどうしてもプレート側が負けてしまい耐久性がありません。本来はねじと同じステンレスで補強するのがベストですが、材料に持ち合わせがなくとりあえず真鍮で製作してみました。

真鍮丸棒Φ12mmを使用

旋盤で一皮むいて・・・

こんな感じのビットインサート フランジ型を製作しました。

ビットインサートの外径は約Φ8mmなのでプレートにΦ8mmのドリルで穴を開けました。

圧入するつもりで製作しましたが、どの程度の寸法が良いのか分からず適当な寸法で作りました。Φ8.1mm位がちょうど良いかも・・・

何個か試作製作して良い感じの物を作りましたが回転力が加わる箇所なので止めピンが必要かな?と思いピンが打てる物を製作し直しました。

製作したのはこんな感じの物です。真鍮丸棒Φ20mmを使用しフランジ部分を広くしました。

これをとりあえず付けて見ます。

適度な圧入で嵌め込みます。

この時点で圧入に問題がなく固定出来ているのですが一応、回転防止と軸方向の脱落を防止するためにピン(ボルト)を取り付けます。

卓上ボール盤でM3の下穴Φ2.5mmの穴を開けます。

位置は適当に・・・

M3ハンドタップします。

M3×6mmのステンレス六角穴付きボルトを使用

ボルトも飛び出さない長さでOK!

表面

裏面

ラインスプールを装着してみる。

これで少しは剛性が上がったかな?

完
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