以前から興味がありながらも、なかなか手が出せなかったアルミのアルマイト加工を遂にやってみました。まったくの初心者で訳が分かりません。材料も一から揃えるのは面倒です。なのでアマゾン等で購入できるアルマイトキットを購入してみました。商品名はレッツアルマイトB (6色) 高彩色・高耐候アルマイト施工キットです。アルマイト加工の体験記はネット上に多くあるのでそちらを参考にしつつ自分流?でDIYしてみました。この記事はど素人加工一発目備忘録です。
レッツアルマイトB (6色) 高彩色・高耐候アルマイト施工キット購入
エムシーアクロスさんと言う会社から発売されているアルマイトキットを購入しました。その他にもキットで販売されている商品がありますが、価格や内容でこちらのキットにしてみました。
段ボール一箱にすべて収まっています。素人でも理解できる?マニュアルが付属しているのでそれを熟読して頭に入れておきます。とは言ってもなかなか覚えられないので要点を別紙に自分で書き手順書を製作しました。
キットにはなっていますがこれだけではアルマイト加工は出来ません。この他に準備しなくてはならない物がいくつかあります。それは順を追って記載して行きます。
アルマイト処理は簡単に言うと大きい手順は3つ。
1.陽極酸化処理→2.染色→3.封孔処理です。行程の前後に水道水による水洗いが有ります。
ワーク(加工物)を準備する!
初めてのアルマイト処理に用意したのは以下の物です。
用意したのは自作の編み込みホルダー支柱2本と自作ユニットのスプールホルダーです。
スプールホルダーは使用していた物で傷が有ります。あえて研磨せずこのままの状態でアルマイト加工するとどうなるかが知りたく、この状態でアルマイト処理をしてみます。どうやらアルマイト処理の仕上がりは初期の表面に影響を受けるようなので、あえて傷だらけでやってみます。ネットには研磨された物ばかりが載っているので・・・
支柱は研磨パッドである程度研磨して見ました。完全に傷は消えてませんが表面は研磨状態になっています。研磨パッドは#800で最終仕上げ。
マニュアル通りに行程を進めると、取り敢えず脱脂をしなければならない見たいなので簡易的にパーツクリーナとお湯で洗ってみました。
アルマイト施工キットの準備!
アルマイトキットの準備をします。
脱脂後は素手の作業は控えた方が無難なので、ニトリルゴム手袋を着用します。
キットを準備(組み立て)します。まずワークを吊るすアルミの電極棒?を準備します。マニュアル等の写真ではこのゴムにアルミ棒が貫通されているのが確認できますが、これは貫通穴が開いていません。なので・・・
電動ドリルを使用して適当な穴を開けます。
これで貫通しました。
ゴムを差して・・・
両側からタッパーを軽く挟んで出来上がり。
電解液をタッパー容器に適量入れます。
電解処理に用いるDC電源を用意します。当方はアマチュア無線で使用している12V電源を所有していたのでそれを使用します。電源がない場合は、キットの他に余計な出費が掛かります。この電源に関してはマニュアルを見るまでは特に気にしていなかったのですがトランス式ではないとダメなようです。安価なスイッチング式の電源は使用不可らしいです。
キットには生のアルミ線とマイナス電極の板鉛が付属しています。
マイナス電極は鉛板をこのように設置。
電解液はタッパー容器の7割位入れました。
Part2へ続く
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