へら釣り台 王座用竿ケースハンガーを自作してみた!

へら釣り道具・仕掛け

アルミ板を削り出しで成型し先端を曲げ加工したシンプルな竿ケースハンガーです。ケース内にも収納できるサイズで設計し剛性も強く大変便利です。DIY製作に困難な箇所はやはり正方形に穴を開けなければならなくしかも45度の傾きがあるので精度を出すにはそれなりの工具が必要になるのではないでしょうか?単純な物ですがDIYで製作するのは工作設備条件が高いです。しかしながら、いろいろ考えて物にするのも楽しいものです。DIY製作する方の参考例になれば幸いです。

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製作工程概要

当方が使用しているへら釣り台の王座に竿ケースハンガーを自作してみました。王座純正竿ケースハンガー(竿ケース用受フレーム)は少し大きく高さが出る為台の下から足に挿入しないと釣り台より高くなる等のデメリットがあります。そのデメリットを克服する為にDIYで自作チャレンジしました。製作前は単純な物なので簡単かなと思いましたが、加工精度が上手く出ない事が多々あり最近(2020.05.23)製作工程を見直して見ました。ぶっちゃけの所、精度はあまり入らない部類の製作物ですが自己満足でやっています。

設計

設計図は以下の通りです。

王座竿ケースハンガー図面
王座竿ケースハンガー図面

とてもシンプルですが手加工すると大変だと思います。まず25mm角の四角穴は金切鋸でくり抜くには難易度が高く綺麗に切るには熟練の腕が必要です。今回はフライスで切削する為、腕は必要ありませんがエンドミルの構造上(円形)角のある真四角にはカットできません。そこで四隅を5mmの穴を開け四つ角を逃がす事にしました。これにより四角パイプ足にスムーズに挿入できます。また丸穴により角足の角を傷める事を防ぎ角足ので保持する設計になりました。

長さ幅の設計理由ですが、長さは加工機械の都合上問題と3層ケースを置いても収まる長さで幅は入手した材料が65mm幅だったので63mmになりました。

材料

材料となるアルミ板は一般的なA5052系アルミ合金。今回使用したのは板厚5mmで端材を購入しました。以前は4mmで製作していましたが、曲げ加工で割れが発生する為、5mm厚に変更しました。強度的には4mmでも問題ないと思いますが4mmの板材で綺麗に曲げられる材料が「コベルコ アルジェイド」と言うアルミ板しか見つけられなかったので、入手の都合上1mmあげて一般的なA5052系アルミ合金で落ち着いています。

一般的なA5052系アルミ合金 板厚5mm

今回購入した端材は両面とも保護シールが貼っていないので、自分で貼ります。貼らないと加工工程時にキズだらけになり汚くなります。

SPV-202 金属板用表面保護フィルム(強粘着タイプ)日東電工

パーツクリーナーで洗浄してウエスで拭き取ってから金属加工専用の保護テープを貼ります。

キズ汚れの少ないほうを表面にして貼りカッターで綺麗に貼ります。金属加工専用の保護テープが安くないので極力保護テープが付いている材料が欲しいですが端材購入になると致し方ない部分もあります。

穴あけ加工

材料(ワーク)を2枚重ねてセットしてCNCフライスで加工します。まずは穴あけ加工。全部で5箇所5mmの穴を開けます。

先端ワーク留め穴

<使用工具>

(OSG EX-SUS-GDS 5.0 ) 貫通穴

ポケット切削&輪郭切削

<使用工具>

(日進工具  超硬エンドミル Φ5.0×35 ロングシャンク )

固定クランプ付近の加工なのでロングシャンクのエンドミルを使用して接触事故を回避します。

ポケット加工でくり貫き部分を全て切削します。

綺麗に開きました。

次にワークベースにボルトで固定し輪郭切削をします。

<使用工具>

・エンドミルΦ10(ミスミTSC-CR-VHEM4S10-R0.3)

切り込み量は0.25mmで切削時間は段取り含めて一時間程度は掛かります。

綺麗にR加工ができます。

最後に仕上げ加工0.1mmを切り込んで切削終了です。

曲げ加工

先端40mmの所で90度曲げ加工します。

油圧ベンダーで曲げ加工します。アルミ5mm程度なら楽に曲がります。

ベンダーに挟み込みます。

スコヤで水平垂直を出します。この作業は重要でここで曲がってしまうと曲げ加工失敗です。

ゆっくりと曲げます。

スコヤ

スコヤで直角を見ます。完全な90度は油圧曲げ機の精度が手動なので出ませんが感覚で90度を狙います。

曲げ加工終了です。

側面研磨仕上げ&穴面取り 仕上げ 完成

四角穴をヤスリで整え面を取ります。

最後はダイヤモンドヤスリで仕上げ。

手に引っ掛からない程度に仕上げます。

側面は240番のペーパーで手仕上げ研磨します。

保護シールを外してあるので慎重に面取りします。

マル穴にも多少バリがあるのでバリ取りします。

水洗いで研磨剤を落として完成です。

インプレッション

台の上から挿入してセットします。スムーズに脱着できます。

構造上、水平は出ません。水平にするには上から押さえが必要になります。

台の後ろ足にセットしてみましたがバランスは崩れませんでした。

全景
挿入部分拡大

角を逃がしてあるので足の角は傷が付きません。

設置角度

角度はこんな感じ。

収納

肝心の収納もバッチリ。開いているスペースに入りました。写真以外の所でも収納可能場所があります。

最後に今後の改善点としてもう少し水平が出るように改良の余地はありそうです。

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