旋盤市場 卓上旋盤PSL450-VDRのDRO化計画!X軸 ミツトヨデジマチック 測長 ユニットスケールを取り付けてみた! Part4

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旋盤「PSL450-VDR」

前回、Z軸にDRO(ミツトヨスケール)を取り付けましたが続きましてX軸(横送り台)もDRO化します。取り付け位置に難儀しながらも取り付けステーを自作し理想?の形になりました。スケールはミツトヨのSDV-10B新古品購入しました。。スケールに合わせて取り付けステーを設計。構想&材料調達は2年前からしており、ようやく着手出来ました。
この記事は製作&取り付け記録です。

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横送り台取り付け部品の製作&取り付け

Part3からの続きです。

いよいよ最終工程です。

端材を使用

横送り台に接続する部品を製作します。A5052アルミ板t=10mmを使用。

横送り台にはM4ボルト2本で固定します。

アウトラインをバンドソーでカット!

輪郭を切削して・・・

サイドに穴を開けます。

Φ4.2mmの貫通穴

岡崎精工 (OKAZB) 沈めフライスストレート CBS04

ザグリ加工をします。

ザグリを終了した時点で気が付いたのですが上下反対にザグリ加工してしまいました。失敗だ~!角にRを付けた設計にしましたがR部分が内側になってしまいました。作り直すのは面倒なのでこのまま使用します。

ステー取り付けはM4ボルトです。M4でタップします。

横送り台に穴を開ける為に位置を探ります。先ほど完成した部品をステーに取り付けて良い感じの位置を出しドリルを突っ込んで穴の中心を出します。(ケガキ)

写真のように穴を開ける中心が出ましたのでここに取り付けボルト穴を開けます。

スケールを一旦外して横送り台を分解します。

外しました。

ドリルの先端で傷を付けたところに超硬ポンチでポンチします。

ポンチで2箇所マーキング

バイスにセットしてM4の下穴Φ3.3mmの穴を開けます。

穴の深さは10mm位です。横送り台本体の加工は一発勝負なので失敗しないように慎重に行います。替えがない作業はいつもドキドキです。

垂直にタップしたいのでフライス盤のボール盤機能で入り口数ミリを垂直タップ

最終的な仕上げタップは手作業で行います。

面取りして完成!

再度、取り付けます。

先ほど開けた穴にスケール固定部品を取り付けます。

横送り台を一番手前まで引いた後に少しクリアランスを取って固定します。

固定はM4ボルト2本。こちらも長穴が開いていますので若干の調整が可能です。

横送り台のサイド全体全景

調整しながら取り付けます。

スムーズに動くか?をチェックして完成です。

完成!~テスト切削

それでは電池をセットし実際に取り付けます。ミツトヨのノギス全般の電池はボタン電池「SR44」と言うチョット特殊?な電池です。近所の量販店では扱っていませんでした。電池の規格(サイズ)として同等なのが「LR44」ですが、こちらは手軽に手に入ります。こちらの「LR44」でも問題なく使用できます。マクセルのHPでは「SRボタン電池の廉価版」だそうです。使用に関しては自己責任です。

「SR44」酸化銀電池  安定性がある。  電圧=1.55V
「LR44」アルカリボタン電池 寿命が短くて電圧下がりやすい。 電圧=1.5V

テスト切削は問題無さそうです。

ゼロスタート

ここで純正のDROの性能を取り付けたミツトヨの「SDV-10B」で計測したいと思います。

純正DROを基準にします。 0.5mmでミツトヨは0.5mm

1mmでミツトヨは1mm

思いっきり適当に回した値。21.870mmでミツトヨは22.27mm

そこそこ純正DROも精度は出ているように感じます。しかしねじのバックラッシに対応していないのでハンドルの正転/逆転の繰り返しで再現性があるかと言うと無いような気がします。

完成です!!

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