アルミ板(A5052)の切断に今まではバンドソー(コンターテーブル)を使用していましたが、切断に時間がかかるのと水平垂直が出しにくい(出ない)のでチップソーでの切断を検討していました。素人個人で所有できる設備で予算的に購入可能な卓上スライドマルノコと普通のマルノコが検討対象になりましたが、安全第一な工具として卓上スライドマルノコを中古品購入しました。アルミ板に対してこの卓上スライドマルノコがどの程度の能力か不明だったので自分で試してみました。
アルミ用 チップソー 外径165mm × 刃数60 A-48474に交換して切断してみる!
Part1からの続きです。
木材用のチップソーが破損したのでアルミ用の新品チップソーに交換します。
歯数がアルミ用の方が多いです。
交換の手順としてはセンタカバーを外します。
主軸は左ねじです。
刃物をセットして・・・
反対側にある主軸ロックボタンを押しながら主軸ボルトを締めます。安全カバー(センタカバー)も戻します。
それでは手始めにt=4mmの板をテストカットします。
刃物の送り送り速度はゆっくりと送りました。言葉で表現するのは難しいですが、切り込んでるのを確認しながら前に進めると言う具合です。そのうち慣れて来れば適切な送り速度が分ってくると思います。初心者の頃はゆっくりと確実に!
続きましてt=4mm×2枚で実質t=8mmのアルミ板をカットします。
難なくカット出来ました。
大型のアルミ板t=4mmを切断してみる!
大きいサイズのアルミ板を切断してみました。幅寸があるので一発切断とは行きません。
幅は尺以上あるので途中の切り込みから切断します。
一応、切削油としてシリコンスプレーを吹き付けて切断しました。
一度に切り込める最大をカットして材料を反転させて切りました。尺以上でもなんとか切断出来ました。
材料の支持には補助ローラーがあると非常に便利です。縦横にあると便利なのでもう一個欲しくなりました。簡単な構造なのでいつか自作するかも・・・
チップソーとバンドソーの切り粉を比較
ここで切り粉を比較してみました。
こちらはバンドーソー切り粉。細かいキリコです。
これは今回使用したスライドマルノコの切り粉。バンドソーよりも長細い切り粉です。
ちょっと切断しただけでかなりの量の切り粉が発生します。掃除が大変です!
シリコンスプレーでは経済的ではないのでいつも使用している水溶性切削油を原液で塗布してみました。
刃の長寿命化を狙って塗布するようにします。
今後の改善点<スライドマルノコ(LS0612FL)>
中古で購入した為、いろいろと付属品がありません今後、自作で使い易く改造する予定です。
立てバイスがありません。
ここを支柱に立ててバイスします。何とか自作出来そうです。
ガイドフェンスを改造して定尺ストッパーを作れるかな?ストッパーがあれば同じ長さを簡単にカット出来ます。
先端?のアジャスターがありません。本職さんは角度を頻繁に動かすので邪魔なのかな?これが無いと意外と安定しません。これも市販品又は自作で製作出来そうです。
完
マキタ アルミ用 チップソー 外径165mm × 刃数60 A-48474の耐久性
4,300円程度で購入したマキタの「 アルミ用 チップソー 外径165mm × 刃数60 A-48474 」ですが作業中にキックバックを起こし刃が飛びました。記憶は曖昧ですが約50カットぐらいはしたのでワンカット80円ぐらいのコストになります。(ザックリ)
少し無茶な使い方(t=8mm以上)もしたのであまり耐急性は持続しませんでした。薄物の板ばかりを切ればもっと寿命は延びたかもしれません。次は安物の刃を購入して試して見ます。
キックバックの衝撃がすごいので危険です。やはり万力(バイス)でワークは固定したほうが無難です。しかしワークが小さいと固定が難しいなぁ~
山真製鋸(YAMASHIN) オールマイティー ZERO 165mmx52P SPT-YSD-165SOZの耐久性
2022.02.21追記
比較的、安価な刃を購入してみました。アマゾンで山真製鋸(YAMASHIN) オールマイティー ZERO 165mmx52P SPT-YSD-165SOZを購入しました。
とりあえず耐久テストしてみます。
今回はアルミ板t=4mmでテストです。
緊張のファーストカット!
こちらもマキタ同様、作業中にキックバックを起こし刃が飛びました。記憶は曖昧ですが約50カットぐらいはしたのでワンカット38円ぐらいのコストになります。(ザックリ)但し、マキタの時よりも厚物は切断していないので、剛性、耐久性はマキタの方が上かも・・・?
切断断面はあまり綺麗ではありませんね。キックバック後や刃飛び後でもゆっくり切断すれば切ることは出来ました。
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