アルミ板(A5052)の切断に今まではバンドソー(コンターテーブル)を使用していましたが、切断に時間がかかるのと水平垂直が出しにくい(出ない)のでチップソーでの切断を検討していました。素人個人で所有できる設備で予算的に購入可能な卓上スライドマルノコと普通のマルノコが検討対象になりましたが、安全第一な工具として卓上スライドマルノコを中古品購入しました。アルミ板に対してこの卓上スライドマルノコがどの程度の能力か不明だったので自分で試してみました。
Makitaマキタ スライドマルノコ(LS0612FL)
マキタの卓上スライドマルノコです。コイツで今回は試します。
いきなり新品を買うのも予算的にキツかったのでそれなりの中古品をGET!本職の人が使っていた物なので程度はあまり良くありませんが一応基本的な部分は問題は無さそうです。しかしレーザー光がどうも弱いような気がします。
説明書が無いのでWebで検索してPDFをダウンロードしました。付属品の数点が欠品しています。
たてバイス、アジャストボルト、補助プーレートなし
アルミ専用刃 マキタ スライド・卓上 アルミ用 チップソー 外径165mm X 刃数60 A-48474を購入!
アルミ切断に伴いマキタのアルミ用のチップソーがあるので取り敢えず購入してみました。
マキタのカタログより抜粋
相場がよく分からないのですが¥4,000円台で購入しました。安くはないですね~。
どのくらいの耐久性があるのかで今後の使用状況が変わってきます。要するにワンカットどの程度の費用がかかるかで使用頻度を決めなければなりません。
日立バンドソー HiKOKI 日立 CB13FB バンドソー
当方が愛用しているHiKOKI 日立 CB13FB バンドソーです。
金属加工には必須の工具だと思われます。金属加工を初めてすぐに必要になりました。
これが無いと材料の切断が出来ません。金属加工を始めようとしている初心者の方は初期設備の予算には入れといた方が良いです。
丸棒などは普通に万力固定で切断して板物にはコンターテーブルを取り付けて使用します。
<コンターテーブルとは?>
コンター(contour)とは輪郭の事らしいです。要するにワーク(材料)を動かして切断できるテーブルの事だと思われます。イメージ?としては電動糸鋸のテーブルのようなマシンの事。コンターマシン
しかし、この付属のテーブルも薄い鉄板を曲げた物でちょっと貧弱です。力を入れて切る時は本体が動かないようにベースの台座を踏みつけながらの切断になります。
モーター音は比較的静かだと思います。
<仕様>
●電流:3.5A
●出力:340W
●電源:AC100V
●電源コード長さ:2.5m
●切断能力角パイプ(mm):105
●切断能力丸パイプ(φmm):123
●切断能力丸棒(φmm):30
●全長(mm):603
●全幅(mm):289
●全高(mm):324
●質量:18.0kg
このバンドソーの弱点は幅がある板をカット出来ません。懐が狭く80mm程度の幅しか切れません。
斜めに切りも出来ますが使った事はありません。
このコンターテーブルもアルミと鉄で自作改造予定です。
木材用のチップソーでアルミ板を切断してみた!HiKOKI スーパーチップソー BLACK 黒鯱 165mm
中古で本体を購入しましたが木材用のチップソーが付いていたので、まず最初にこの木材用のチップソーで切断してみました。
HiKOKI スーパーチップソー BLACK 黒鯱 165mm
t=4mmで切断出来たので2枚重ねて8mmで切断してみました。写真の様に綺麗にカット出来ました。
しかし、数回カットしたときに「ガツン」と刃が引っ掛かり弾かれてしまいました。
t=2mmのアルミ板が曲がってしまう衝撃でした!こわっ!
スリット部分から破損しています。チップも損傷。
こうなってしまうと使用不可能です。
当然な安全対策ですがゴーグルはしましょう!
アルミの切り粉が鋭利なので目に入らないように気を付けて作業します。
Part2へ続く
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