以前から興味がありながらも、なかなか手が出せなかったアルミのアルマイト加工を遂にやってみました。まったくの初心者で訳が分かりません。材料も一から揃えるのは面倒です。なのでアマゾン等で購入できるアルマイトキットを購入してみました。商品名はレッツアルマイトB (6色) 高彩色・高耐候アルマイト施工キットです。アルマイト加工の体験記はネット上に多くあるのでそちらを参考にしつつ自分流?でDIYしてみました。この記事はど素人加工一発目備忘録です。
ワークにアルミ線を通す!
Part1からの続きです。
ワーク(材料)に電気を流す為の電線になるアルミ線を取り付けます。このアルミ線は生アルミでアルマイト等のコーティングがされていない物になります。アルマイト処理されていると表面の通電が難しくなくなります。
マニュアルにもこの辺りは重要だと書いてあったので慎重に行いました。この行程の重要な部分はアルミ線からワークまで、確実に電気を流すためにアルミ線をワークに密着させる事です。適当な穴にアルミ線を差してぶら下げる程度ではよろしくありません。
アルミ線をキッチリ固定するために楔を打ちます。当方が楔に使用したのは「竹串」です。
繊維方向に削るとスパッと削れるので加工は容易です。
楔をキッチリ挿入して余分な箇所をニッパでカット。おそらくアルミ線がワークに密着している箇所はアルマイトが掛からないと思うのでアルミ線を通す穴は組み立て後に穴が塞がるねじ穴や目立たない箇所にすると良いと思います。
大きい穴にはちょっと太めの竹串を使いました。
初めてなのでワーク一つに対して一本のアルミ線を使用。
上記で用意したワークをこんな感じで吊るします。
そのまま電解液の中に浸けます。
電極の接触面積を大きくするためにアルミ線を指で曲げてみました。
ワニ口クリップの陽極をアルミ棒に、陰極を鉛板に接続します。
レッツアルマイト!! <陽極酸化処理工程>
陽極酸化処理を行います。DC電源のスイッチをON!
そうすると直ぐに陰極の鉛板から気泡が出てきます。
ワークのアルミからも気泡が出てきているのが確認出来ました。ワークにもしっかりと通電しているようです。ここで失敗すると次工程の染色も出来ません。
電流は4A程度流れていました。アルミの表面積が大きくなればそれに比例して電流も大きくなるようです。
電流を15分間流します。電解液の温度(20℃)に注意いしながら、たまに撹拌したりしました。熱くなりすぎた場合は、氷等で冷やす必要が有ります。作業日は、猛暑でしたが一発目は特に液温も気にすることなく作業しました。と言うか忘れてましたww
レッツアルマイト!! <染色行程>Part1
電解処理に15分間掛かるのでその間に次行程の準備をします。
染色行程で使用するホーロー鍋です。水が2リットル入る容量です。
キットには6色入っているので選択に迷います。今回はダイワの編み込みホルダー風に支柱を赤に染めてみたいと思います。ちなみにカラーは調合できるようでオリジナルカラーの製作も出来そうです。
染料を溶かす水は水道水ではなくカルキ等の不純物が少ない天然水を使います。ペットボトルの水を2L使います。
染料を正確に計量します。赤の染料は水1リットルあたり5gですので10g計量します。
染色液は50℃が基準温度です。カセットコンロで55~60℃程度に加熱します。攪拌用にダイソーでお玉を買ってきました。
水に先ほど計量した染料を入れます。
水でも良く?溶けている感じです。
キット付属のカビ防止剤を4滴入れます。これの効果はよく分かりませんが一応入れておきます。
鍋にカビ防止剤を入れます。
キット付属の温度計を見ながら50~60℃で火を止めて陽極酸化処理が終わるのを待ちます。
Part3へ続く
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