自宅のテレビを壁掛けにする為、DIYで下地を造りました。そこで必要な部品を自作で製作してみました。製作したのは2X4材専用突っ張り金具とそのベースにする滑り止め板です。どちらもアルミ板を使用して製作しました。金属製なので剛性を高めた作品になります。市販品の物はプラスチック製と金属製、大きく別けて2種類有りますが金属製の方が安心感が有ります。この記事は製作備忘録です。
天井板の製作(突っ張り)
Part1からの続きです。
材料はアルミ板A5052 t=10mmを使用します。突っ張りのアジャスターねじがM8なのである程度の厚みを確保しました。
木ビスを縦方向から打つ穴を開けます。Φ4.0mmの穴です。
突っ張りの調整ネジはM8なので下穴ドリルΦ6.8mmで中心に穴開け。
ある程度大きさでカットします。
切削ベースに固定して輪郭切削。
LinuxCNC制御画面。
切削終了。4Fフライス状態。
この部品は側面にも穴あけ加工をしなければならないので手間が掛かります。
側面はM5なので下穴Φ4.2mmで3箇所穴あけ。
バイスから外す前にタップをハンドタップで続けて行ないます。
垂直性を求められるねじ穴なのでボール盤でこの箇所のタップは行ないます。 中心はM8タップでフライスのタッピング機能を使って一気にタップしてしました。
卓上フライス盤での加工は終了!
仕上げ作業をして完成。地味な部品だけど意外と手間が掛かる部品でした。
2X4材の底板製作
底板の製作です。底板とは突っ張りとは逆の元に取り付けるベース板です。
至って単純な形です。2箇所に穴を開けます。
取り付けには皿ねじを使用するので皿穴加工をします。
これも切削ベースに固定して輪郭を切削します。
アウトラインの面をサンドペーパで軽く研磨して完了。
組み立て~完成!
各部品が完成したので組み立て作業に入ります。
突っ張りアジャスターに使用した部品は汎用品のイマオコーポレーション製「KA レベルアジャスター(ラバー付き)」を使用しました。
ゴム面なので滑り止め効果も抜群!?
それでは組み立てです。
側面板の固定はM5×10mmのステンレスボルトを使用。
両面固定します。
突っ張りを挿入します。
ある程度の深さまでねじ込んで完成。
完成フォトギャラリー
Part3へ続く
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