前記事の「自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(ダイワ鮎匠 AS50N 回転巻R仕様)を改良してみた! 仕掛け巻きライン出入り口変更編 試作製作」の改良型を製作しました。改良点は仕掛け巻きケースを若干上げて前方のラインクリップ部分上部をラインが通過するようにしました。出来上がりも良い感じになったのでカウンターも付けて正式製作してみました。
設計
試作品からの改良点は仕掛け巻きケース全体を6mm ほど上部に上げました。また仕掛け巻きケース上部のライン出入口はラインガイドを取りベースのアルミ板もシェイプしました。
↓<参考記事>↓
・自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(ダイワ鮎匠 AS50N 回転巻R仕様)を改良してみた! 仕掛け巻きライン出入り口変更編 試作製作
製作~完成!
製作行程は前回と同じなのでザックリで行きます。
高さが高くなったので使用するアルミ板の面積も増えます。
同時に2枚製作します。
切削完了
仕上げるとこんな感じです。
試作品との比較です。仕掛け巻きケースの取り付け寸法は同じなので簡単に移植出来ます。
今回の設計は上部の出入口のアウトラインをシェイプしています。
不必要なラインガイドを取ったのでスッキリしました。
アユプロBTypeに取り付け
試作での改善点が改善されているかをチェックします。
改良後はラインガイドの上を通過するようになりました。支柱やユニットの角度次第ではラインガイドに接触しない時もありよい感じです。
総合的な調整(支柱、ユニット角度)は必要ですがスムーズな引き込みになりました。
ラインクリップ上部の5mm位の上部をラインは通過します。
スイベル通過の様子
出入口の引き込みもスムーズです。
改良型ダイワ2連後方ユニットとの組み合わせで理想的なライン通過点を確保出来ました。
ダイワの自作ユニットとしては完成形に近いかも?
カウンターを取り付ける!
ノーマルのユニットが完成形になったのでカウンターを取り付けて見ます。
すでにカウンターユニットの取り付け穴は開います。カウンター軸を取り付けるために仕掛け巻きケースの中心をくり貫かなければなりません。
バイスをセットし・・・
固定しようとしましたがベースプレートが大きすぎて固定出来ません。
そんな時は最終手段として万力の口金を外して掴める有効範囲を広げます。
平行台で水平を出してセット。なんとか掴めました。
以前の記事で書きましたが、そこで書いた同じ方法で仕掛け巻きケース芯を出してドリルで穴を開けます。
↓<参考記事>↓
・自作でアルミ製アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンターを作ってみた!!ダイワ鮎匠 AS50N 回転巻R編 Part1
感覚で合わせます。送りは0.05mm単位で動かします
フライス盤での芯が出たら仕掛け巻きケースを外します。
Φ8.6mmドリルでくり貫きます。
これで軸芯が合っていると思います。
以前、製作したものを移植します。
スプールの溝に合わせるキー(ステンレス丸棒)を外します。
同じ要領で今回製作した物に取り付けます。
カウンターユニットを取り付けます。
今回の改良品は角度を付けられるようにしてみました。ユニットの高さが上がるため水平だと表示が見にくいので、角度を付けて若干ではありますが緩和できたと思います。
これはカウンターユニットを角度を付けて取り付けた為、カウンター取り付け部品の一部が少し出っ張ります。
仕掛け巻きケースの開閉には問題無いと思います。
指が入るスペース分は確保出来ていると思います。
取り敢えず完成です。
完成!
完成フォトギャラリー
今回の改良でほぼほぼ完成形になりました。
しかし改良はまだまだ続くかな?
完
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