前回の前方ユニットに続いて後方も別ハンドルを取り付けてみました。仮巻き側の仕掛け巻きなのでカウンターは取り付けないですが仕掛け巻きの軸を取り外す改造が必要になります。よってスプールを取り付ける際にキー溝に合わせる必要がありますが、既存のマグネットハンドルや圧入ハンドルを使って回すよりも断然回しやすくなります。スプールの改造をしなくても良いので汎用性もバッチリ!ついでに以前から気になっていたスプール軸を真鍮製に替え剛性を高めました。スプールホルダーのねじ穴も真鍮ねじ穴にしてこちらも剛性UPを試みました。この記事は製作備忘録です。
ハンドル&その他 製作 その2
Part1からの続きです。
前回と同じく軸受けの支柱はPOM樹脂を使用。
こんな感じで組み立てます。ベースプレートとプーリーの間には既製品のPOM樹脂ワッシャを挟みました。密着はしないように多少のクリアランスを取ります。密着させてしまうと動き(回転)が固くなってしまいます。
仮組み立ての様子。
マジックペンでキーの位置をマーキングします。
フライス盤に軸を固定して少し軸をDカットします。
エンドミルΦ4mmを使用してDカット。切り込みの深さは0.2mm程度。
キーの取り付けねじ穴はM2。下穴Φ1.6mmドリルを使用。
ドリルが細いので無理せず慎重に開けます。経験上、Φ3mm以下のドリルは折れやすいイメージです。いつ折れても不思議ではないですね。
M2タップの様子。
微妙な仕上がりですがとりあえず完成!
M2ステンレス六角穴付きボルトを加工してキーを製作
今まではPOM樹脂軸にキー溝を掘ってプラスチックのキーを埋め込み接着していましたが今回は金属軸なのでキーも金属で制作してみました。
キーに使用したのはステンレス六角穴付きボルトM2×4mmです。
このままでは幅が大きすぎるので旋盤で削ります。
ちなみに加工前の幅はΦ3.64mm。これをΦ3mm以下に削ります。
ナットをチャックして再度、六角レンチで締め付けます。
突っ切りバイトでΦ3mmまで削ります。
まぁまぁ~良い感じの寸法が出ました!
一応、面取りして仕上げておきます。
削り終わるとこんな感じになります。バリが出てしまいます。ステンレスで固いのでハンドルーターで削り落とさないとなかなか取れませんでした。
ねじ式のキーなのでメンテナンスも容易になったかな?
一応、このような角度からボルトへのアクセスは出きるようです。
Part3へ続く。
にほんブログ村
コメント