前回の前方ユニットに続いて後方も別ハンドルを取り付けてみました。仮巻き側の仕掛け巻きなのでカウンターは取り付けないですが仕掛け巻きの軸を取り外す改造が必要になります。よってスプールを取り付ける際にキー溝に合わせる必要がありますが、既存のマグネットハンドルや圧入ハンドルを使って回すよりも断然回しやすくなります。スプールの改造をしなくても良いので汎用性もバッチリ!ついでに以前から気になっていたスプール軸を真鍮製に替え剛性を高めました。スプールホルダーのねじ穴も真鍮ねじ穴にしてこちらも剛性UPを試みました。この記事は製作備忘録です。
設計
前方のカウンターユニットハンドル化で培った設計・製作ノウハウをそのまま後方ユニットにも適用します。
<参考記事>
・自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)を改良してみた! 別ハンドル追加編 Part5 完成!!
初めての試みはスプール軸を真鍮丸棒にしてそれを軸受けで固定する箇所ぐらいでしょうか?特に難しい箇所はありません。プレートの大きさがフライス盤の加工範囲(Y軸)ギリギリですのでちょっと工夫して加工する必要がありました。
ベースプレート製作
それでは製作スタート!
アルミ板A5052 t=4mmを使用。既定のサイズにカットしたものを用意。
ベアリングを圧入する穴はエンドミルで切削。
いろいろなサイズの工具を使用。
LinuxCNC制御画面
輪郭を切削。
加工範囲(Y軸)ギリギリ!これ以上は無理です。
穴のタップをボール盤で垂直タップ!
仕上げてベースプレート完成!!
軸受け改良製作
前回は軸受け側のベアリングを瞬間接着剤で固定しましたが今回はドリルを購入して圧入固定にチャレンジしました。
アルミ板A5052 t=3mmを使用。
購入したドリルはOSG製のEX-SUS-GDS Φ7.95mmドリル。
とりあえず8mmドリルでは大きすぎるので、この微妙なサイズ(Φ7.95)のドリルで圧入が出来るか試します。
0.05mmのサイズ違いでどうなるか・・・
とりあえず指で押しただけでは入りませんでした。
油圧プレス機で圧入してみました。結果的にバッチリでした!ベアリングもしっかり固定出来てベアリングもゴリゴリ感がなくスムーズに回る事を確認しました。
ハンドル&その他 製作 その1
ハンドル部品等も微妙にマイナーチェンジしました。
円盤を少し大きくしてみました。
ハンドル位置の変更はありません。
外径を少し大きくしました。
プーリー内径もハンドリーマでΦ6mmに仕上げます。
軸はちょっと長めにしました。長めにする事によって仕掛け巻きケース開閉時にスプールが脱落するのを低減させることが目的です。効果は・・・??
Part2へ続く
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