以前から作って見たかったアルミ製「汎用万力」を製作してみました。DIYで金属加工を始めた頃に一度、製作を試みましたが思いのほか難しく断念して放置し最近になって再度製作してみたら上手く完成しました。用途的にはいろいろな場面で使えるクランプベースなのでDIY工作の幅が広がります。参考ベースはへら釣りに使用する「竿掛け万力」をイメージとし細部の部品も市販品を真似てオリジナル製作してみました。このような地味な物(作品)はなかなかネット等に製作手順情報があるわけではないので手探りで製作しなければならず初心者には意外と製作が難しかったりします。今回は万力ベースのみの製作ですので今後、この万力を使って別の製作物を作ることを予定しています。この記事は改造の工程を備忘録として綴った記事です。
ビットインサート フランジ FB(黄銅(カドミレス))を圧入をする
Part3からの続きです。


一個目では失敗に終わりましたので、今回は考えなければなりません。とは言っても簡単な事ですが・・・

前回はこの状態で圧力をかけましたが、曲げのオス側金型先端に力が掛かってしまいましたので面で圧力を加える事にしました。

オス側をひっくり返します。まぁ~よく考えれば簡単な事ですがその時はなかなか小手先に夢中になり考えが浅はかになるものです。

と言う事で、セットします。

ゆっくりとジャキアップして入れます。

最後はピッタリと入ったのを確認します。

寸法通りでピッタリと収まりました。

潰れずに一安心。

横から見るとこんな感じです。
<試作>鉄製六角穴付きボルトM8×60mmを使って締め付けをイメージしてみる
手持ちにあるボルトを使って、締め付けボルト製作のイメージを掴む事にしました。

長さは良い感じです。

締め付けツマミは大きくても小さくてもダメかな?

ピンは長めなのでもう少し短めのボルトで製作します。

ピンの出っ張り具合はボルトねじで調整可能。

回転滑り止めを取り付けるボルト先端とグリップを加工していきます。

端材で練習します。

穴をあけて適当に作ります。

転造ローレット加工をグリップにして滑り止めを作ります。

突切りして切断します。

中心にM8タップをして、こいつをボルトにねじ込みます。

5個のナットを入れて旋盤にボルトをチャックします。

先端をΦ6mmに切削

試作完成。実際にはこれは使いません。イメージを掴む事と練習だけの試作品です。
これを踏まえてハンドルの選定をします。とりあえずコストと手間を考えてステンレス六角ボルトと既製品のハンドルの組み合わせで行こうと思います。
Part5に続く
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