旋盤市場PSL450-VDRの複式刃物台に以前から不満があり思い切って撤去してみました。タイミング的に「ピストン式クイックチェンジツール(250-100)」にも不満があったので「くさび式クイックチェンジツール(250-111)」に移行しました。 複式刃物台を撤去してしまうとテーパー削りが出来なくなってしまう等のデメリットがありますが剛性&精度を重視して今回の改造に至りました。この記事は作業記録です。
ベース製作
Part1からの続きです。

ベース板を購入しました。指定寸法にカットして有ります。材質S50C 120×100×t10です。

6Fでフライス加工してあるので平面度の精度はある程度出ています。穴あけ加工だけの簡単な加工で製作します。

四隅はM8ボルトで止めるのでΦ8mmの穴を開けます。まず、下穴Φ5mmを開けます。

Φ5mm→Φ8mmに穴を広げます。

四隅に取り付け穴が開きました。

次にクイックチェンジ(「くさび式クイックチェンジツール(250-111)」)の土台を止めるM5のねじ穴を開けます。

Φ4.2mm(M5)の穴を10箇所、Φ3.3mm(M4)の穴を2箇所ほど開けました。

M4、M5のタップをフライスのボール盤機能で行ないプレートの加工は終わりです。

純正の複式刃物台から水平押しあて金具?を取り外して・・・

作製したプレートに移植します。

旋盤に取り付けます。

Part1で作製したベースを取り付けて・・・

土台の完成!!

ちなみに裏面はボルトが突き出しないボルトの長さにしなければなりません。

四隅を純正のボルト&ナットで固定し、位置を決めます。

軸棒を挿して固定。

本体(250-111)を取付けて完成!

スコヤで垂直&水平を出してテストカットに続きます。
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