前回、Z軸にDRO(ミツトヨスケール)を取り付けましたが続きましてX軸(横送り台)もDRO化します。取り付け位置に難儀しながらも取り付けステーを自作し理想?の形になりました。スケールはミツトヨのSDV-10Bを新古品購入しました。。スケールに合わせて取り付けステーを設計。構想&材料調達は2年前からしており、ようやく着手出来ました。
この記事は製作&取り付け記録です。
旋盤PSL450-VDRの本体に取り付けベースを設置
Part2からの続きです。
当初は複式刃物台が付いている状態で取り付けしようと思っていましたが、 複式刃物台を撤去した改造をしたので、 複式刃物台は無しの状態でスケールを取り付けます。
↓<参考記事>↓
・旋盤市場PSL450-VDRの複式刃物台を撤去し「くさび式クイックチェンジツール(250-111)」を取り付けて剛性&精度を高めてみた!Part1
旋盤に付いている往復台のM6ボルトを外します。
純正ボルトだと長さが足らなくなるので長めのボルトを用意しました。
ボルトの取り付けピッチはピッタリでした。取り敢えず仮止めします。
ベース取付け全体風景。全体的に手前に突き出す感じになっています。
スケール( SDV-10B )を取り付けるとこんな感じになります。
取り付けボルト穴は長穴ですので左右の調整が可能です。
狭い場所での六角レンチは先端がショートタイプだと便利な時があります。今回はこのレンチでなければ締まりませんでした。「 E-Value」はコスパが良いです。 たまにしか使いませんがワンセット持っていると便利です。
X軸(横送り台)のサイドにステーをピッタリと接触させます。
隙間無く密着することを確認しました。
芯押し台との干渉をチェックします。上の写真までは干渉しないようです。
ここまで来ると完全に芯押し台に当たってしまいます。実際にはここまで来ないような気がしますのでそこまで深く考えなくても良いようです。
高さのチェックをしたところ、取り付け高さが若干低いので少し全体的に高くする必要があるようです。カミソリ(ジブ調整ネジ)に干渉してしまう恐れがあります。
スケールの土台は調整出来ないのでレールを取り付ける部分でスペーサーを製作して高さを上げる方法を考えました。
スケールの高さを調整~スペーサーを製作して高さを高くする
高さ調整のスペーサーを製作します。
A5052アルミ板t=6mmを使用。要するに6mm程、高さを上げます。
2箇所、穴を開けます。
マジックで書いたアウトラインをバンドソーでカットします。
切削ベースに固定して輪郭を切削しました。
全く同じ物が2個完成!
出来上がったスペーサーを取付けて見ます。
スケール本体が高くなりました。
取り付け高さはこの位置で取付けます。
純正のM3ビスでは長さが足りないのでM3ステンレス六角穴付きボルトに変更。
こちらのボルトの方がしっかり固定できます。
こちらは手前側のスペーサー。
最後に横送り台本体にスケールを接続すれば完成です。
Part4に続く
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