ダイワDAIWA編込みホルダー用 自作オプション 前方支柱スプールホルダー&ラインカウンター(鮎匠 AS50N 回転巻R仕様)を改良してみた! 別ハンドル追加編 Part1

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ダイワDAIWA編込みホルダー 自作オプション

以前に製作した自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)別ハンドル化をダイワの仕掛け巻き(鮎匠 AS50N 回転巻Rでも製作してみました。基本の構成はがまかつの時と同じですが全く同じ部品では製作できないので試行錯誤を繰り返し改良してみました。今まではスプールの回転に自作マグネットハンドルを使用していましたが今回の改良で必要が無くなり汎用性が高くなりました。改善の見込みとしてはがまかつ仕様製作時と同じく以下のような事が上げられます。

  • スプール側の改造が必要なくなります。(重要)
  • 巻きやすくなるので高速回転が可能!

GT2という規格のプーリー&タイミングベルトを使用。巻取りもスムーズで問題ありません。

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ユニットベースプレートの設計(試作)&概要 試作失敗編

今回はアユプロ用ではなくダイワDAIWA編込みホルダー用として初試作品を製作しました。アユプロ用のベースも製作しましたので同じようにベースプレートを変えれば使用可能かと思われます。

最初の試作は特に何も考えず過去の設計をダイワ編み込みホルダー用にして様子を見て見ます。

2枚重ねてフライス盤にセット

ベースプレートはいつもの厚さ4mmのA5053アルミ板を使用します。

それで完成してのが左のプレートです。右のアユプロ用に製作した物と比較してみました。ハンドルが付く分だけ少し複雑になっています。

仮付け

取り付けて見ましたが・・・

指が入らないほどクリップとスプールの間が狭くなってしまいました。これはアユプロ用の間隔で製作したのが失敗のようです。

この高さ調整もイマイチでちょっと低めになってしまいましたので次の制作では改善してみます。

改良ユニットベースプレートの設計&製作

上記の改善点を踏まえ新たに設計しました。

図面はこんな感じです。親指が入るくらいに全体をバックさせて高さを少し上げた感じの設計にしました。

有効加工範囲ギリギリの加工

切削後の様子。

こんな感じで2枚同時作成。

タップ等をして仕上げるとこんな感じになります。

仮付けしてみました。

全体的にバックしたのでが入るようになりました。

高さ調整も写真では分かり難いですが最初の試作よりも良い感じになっています。ラインクリップ上部5mm位をラインが通過するような設計にしています。

仕掛け巻きケース&軸の製作 

仕掛け巻きケース(ダイワ鮎匠 AS50N 回転巻R)を取り付けて行きます。

通常通りに仕掛け巻きケースは取り付けます。カウンター軸はPOM樹脂で製作します。カウンター軸はベアリングを取り付けた設計にしようと思いましたが、ベアリングの規格で今回の設計にマッチする物が無くベアリング無しで製作してみます。金属軸だと擦り合わせの音や摩擦があるのですがPOM樹脂だとその辺は軽減されると思います。どうしても回転がスムーズでは無かった場合ベアリングの挿入も考えなければなりません。

旋盤にセットして製作します。

POM樹脂丸棒Φ16mmを使用。最終的な軸Φ8.4mmと「がまかつ」よりは太めなので金属ではなくても強度的には大丈夫かな?

削り出します。

軸はΦ8.4mm程度です。この工程はこの作品の中で一番重要でΦ8.4mmに仕上げる必要があります。太すぎても細すぎてもダメな箇所です。神経を使うので疲れる作業ですね。

旋盤作業での図面は適当で現物合わせ

こんな感じで製作。

プーリーにはΦ8.6mmの穴を開けます。

部品の選定は色々と考えながら行います。

このダイワカウンター用に2GT規格の20T(歯)をチョイスしました。軸Φ8.5mmを通すにはこれが最小のプーリーだと思われます。

ドッキングするとこんな感じです。

仮合わせの様子

カウンターユニットは以前製作したがまかつ仕様と共通ですのでそのまま流用が可能です。

プレートとプーリーの間は1mm程度のクリアランスを取ります。

ここまでは良い感じに仕上がっていいます。果たしてこの後はトラブルなく完成するでしょうか?

Part2へ続く。

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