以前から作って見たかったアルミ製「汎用万力」を製作してみました。DIYで金属加工を始めた頃に一度、製作を試みましたが思いのほか難しく断念して放置し最近になって再度製作してみたら上手く完成しました。用途的にはいろいろな場面で使えるクランプベースなのでDIY工作の幅が広がります。参考ベースはへら釣りに使用する「竿掛け万力」をイメージとし細部の部品も市販品を真似てオリジナル製作してみました。このような地味な物(作品)はなかなかネット等に製作手順情報があるわけではないので手探りで製作しなければならず初心者には意外と製作が難しかったりします。今回は万力ベースのみの製作ですので今後、この万力を使って別の製作物を作ることを予定しています。この記事は改造の工程を備忘録として綴った記事です。
締め付け調整ねじの加工(ステンレス)
Part5からの続きです。
材料&構成に迷いがありましたが固定締め付けねじはステンレス製六角ボルトにしました。
ステンレスボルトの先端を加工します。旋盤にダブルナット方式でチャックします。
ボルト中心にセンター穴を開けます。
M3の下穴Φ2.5mmの穴開け。深さは10mm程度。
切削して先端をΦ6mmにします。
こんな感じになりました。
仮合わせで合わせ見ます。スムーズに回転するかをチェックします。
M3のタップします。ステンレスの加工は普段あまりやらないのですがアルミと比べると材料が硬く難しいです。
完成したらナットを外してねじ山をナットで整えます。
調整ハンドル取付け
ハンドルはプラスチック製の市販品を使います。
先端部分
先端の部品構成はこんな感じ。
スーパーノブ
ハンドルをセットします。
万力に挿入。
先端部分は4.5mm削ってあります。
Part5で製作した自作真鍮製「滑り止め押え」を取付けます。
中心の固定はネジは六角穴付きボルトM3×4mmを使用。ネジの固定には「ネジ 緩み止め」を塗布。
締めすぎると回転しなくなりますので、微妙なクリアランスを取って締め付けます。
20分程度硬化させて完成!
完成!
記事Part1~Part6まで長編でしたが万力のベース部分だけ?完成です。
<フォトギャラリー>
これをベースとして今後はDIY工作物を展開していきます。このベースも改良が必要な部分があればその都度行なう予定。
ハンドルの握りが大きいのでフラットにはならず残念・・・
M5ねじが3箇所使用可能。
右端のボルト挿入はハンドルをばらさないと装着は無理です。
コンパクト収納
クリップ風景
ピンは締め付けボルトでクリップした後に締めるとより強固に固定が出来そうです。
何度か失敗を繰り返し完成。
ちなみに縦方向も取り付けできるのでGoodです!フライタイイングバイスも作る予定。
とりあえず、完
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