茅材矯正 ストレート耐熱ガラス管は必須!?

へら浮き作り道具

<この記事は2015/5/5に編集したものを2019/11/13に再編集>

この記事はDIYで製作するへら浮きの材料「茅」に関して私感の記事です。「ダイシン製の茅材」も以前は安かったと記憶してますが、段々と値段が上がってきて結構なお値段になってきています。浮き作り初心者にとっては自己満足できる成型が出来るまで相当量の練習材料が必要です。なかなか浮き作りも経済的なハードルが高くなってきているような気がします。

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へら浮き材料 市販品「茅」について考察。

浮き作りで一番重要なのがまず材料の茅である。
材料が悪いとそもそも加工が出来ないし芯が出ない。

私がメインで使用している材料はダイシン製の茅材いろいろ試したが品質、価格等を総合的に考慮するとこれしか有りません。
次にNAKAZIMA製の材料。こちらは表面の皮が硬くカットがしやすいです。あとは自家製のホウキモロコシ・ガマがあります。
ホウキモロコシは太い材料が取れますので7mm以上はホウキモロコシを使用しています。

初心者やこれから茅浮き作りを始めようとする方は、材料をよく見て買いましょう。
購入した材料はすべて使える訳ではないので多少多めに購入、歩留まり7割位かな?

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買ってきた材料は太さがバラバラなのでガラス管で矯正してやる必要があります。
自分が考える「良い材料」とは以下の通りです。
1.まっすぐである。(直進性)
2.まん丸である事。(真円)
3.中綿が詰まっている事。(スカスカは×)
4.皮がある程度硬い事。
5.表面に傷が無い事。
6.乾燥材である事。(水分)

特に1と2は重要でこれが狂っていると左右対称の浮きが絶対に出来ません。
3の中綿も芯あたりが多少無くても大丈夫ですが、ぎっしり詰まったものが理想です。

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↑ガラス管で太さを矯正して太さごとにストックしています。

ストレート耐熱ガラス管は必須道具の一つです。

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↑太い材料はホウキモロコシで
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↑ホウキモロコシは極太浮きも作成可能です
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↑NAKAZIMA製の材料

独特の赤い斑点があります。

この斑点を利用してクリアー仕上げなんかも味があって良いです。

茅材を真っ直ぐ矯正 「ストレート耐熱ガラス管」 

を矯正するのにストレート耐熱ガラス管を使います。

耐熱ガラスなのでアルコールランプで直火にあてても割れる心配はほぼありません。

市販の茅は一見まっすぐになっていますが微妙に曲がっていたり、太さがまばらだったりする。そこでストレート耐熱ガラス管を使い希望のサイズへ矯正します。

この治具は浮き作りに必須の道具だと私は考えています。よくある浮き作りの本にはあまりガラス管について書いてないような気がしますが実は重要な部分だと思います。

使い方はどちらか一方のガラス管をアルコールランプで温めて温まったら茅を入れ、火で炙りながら徐々に通していきます。この時、回転させながらやるのがコツです。一点を炙り過ぎると焦げます。最悪な場合、炭化してしまいますので注意が必要です。ある程度、練習が必要です。

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各サイズのガラス管を用意しています。

私が一番使うサイズとして底釣り宙釣りは6mm~7mm位チャカ浮きは5.5mm~6mm位です。

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アルコールランプも必須です。

室内でのアルコールランプの取り扱いには十分注意しましょう。火事の元です。
不慣れな人は出来れば安全な屋外で使用したほうが良いです。(風向き注意!)

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徐々に回転させながら突っ込んでいきます。

ガラス管は非常に熱くなりますのでやけどには注意です。時にはタオル等を使って持ちます。

「ストレート耐熱ガラス管」一度使えば重要性がわかると思います。

購入はYオークションで販売されている方が居られますのでそちらが良いかと思います。私もYオークションで購入しました。特殊な物なので販売窓口は狭いと思います。製造している職人さんも日本でどのくらい居るのかも検討が付きませんがそれほど多くはないと推測できます。

<独り言コラム> 「浮子の新素材を考える」

現在、へら浮きに使われているボディ素材として広く流通しているのは大まかに言うと以下の4つではなかろうか。

・孔雀羽
・茅(がま・ホウキモロコシなど)
・バラサ(木材系)
・発泡素材(プラスチック)

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↑孔雀の羽。現代社会において個人的には動物から採取する部材はどうかと思う。
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↑植物系、化学合成マテリアルが主流か?

その中でもメジャーマテリアルとしては孔雀羽の二つだと思う。
科学技術は日進月歩で進んでいるのにへら浮きには新素材が出て来ない?
なぜだろうか?上記の部材で完成され尽しているのか?

もしかしすると新素材としては既に開発され、この世に有るのかもしれない。
ただそれをへら浮きと言う小さな世界にフィードバックできる人間がいないかもしれない。

私が考えるに大手メーカーがへら浮きに参入して来ないのも一因ではないかと最近、思っている。
総合釣り具メーカー(シマノ・ダイワ等)が「へら浮き」を製造しないのはなぜだろう?
単純に考えればコスト・採算が合わないからであろうが、それだけなのだろうか?
技術開発にはそれなりに資本や頭脳(技術力)が必要で大手企業が率先して研究開発しなければ進歩はないと考えてる。
大手企業にはそれをできる体力が有るはず。

だが稀に中小企業でも金属プレスで有名な岡野工業株式会社のような町工場が世界のトップ技術を開発してしまう事もある。

国内のプロ浮き師さんも日々良い製品を作ろうと頑張っているとは思うが、既に「へら浮き」と言う固定観念で出来上がった形の物をサイズを変えてしか作らない。(作れない・採算、コスト)

トップ+ボディ+足=へら浮き?

もし上記の式のように3つの部材の融合がへら浮きならばせめてその部材ごとのマテリアルそろそろ新技術で性能?UPを期待したい所である。特にパイプトップは折れやすいので折れにくい、もしくは折れない素材は無いものか?

大手が参入すると量産化になる。
機械の量産化を味が無いと否定する人が居るが、量産化は品質向上にはベストな選択であると考える。均一な物を作るのも技術である。
量産化すれば価格もリーズナブルになり消費者にとってはうれしいだろう。
その分、竿にお金もかけられるし・・・
大手参入はプロ浮き師にとっては厳しくなるだろうが、
現在、
カーボン竿と竹竿(竿師)が共存しているように、なるようになるんではなかろうか?

ごちゃごちゃ書いたが、「じゃあ~お前が開発しろよ!」と言われそうですが、私は人生を賭けるほど浮きを考えてませんので、未来人に期待していますww

つい先日も、日本人の大隅栄誉教授がノーベル医学生理学賞を受賞しましたが、科学者は一様に「人と同じ事をするな」と言います。

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学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想

また上記に書いた岡野工業株式会社の岡野雅行氏も本の中で以下のような事を書いてます。
社会に出たら、 わざとはみ出して、人のやらないことをやらなきゃ、成功できないよ。常識的なことだけやっていたら、とっくにつぶされていたと思う。」
~~引用元:「学校の勉強だけではメシは食えない」岡野雅行著 こう書房~~

人と違う事をする、はみ出す人間の出現を期待!

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↑2014/8/16撮影
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↑茅のように中身の詰まった茎なのでしょうか?
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<最後に私の材料探し>
イネ科シロガネヨシ属のパンパスグラスは浮きの素材としてはどうでしょうか?

茨城県のひたちなか海浜公園で見かけてから気になってます。
乾燥させた断面が見たいです。
たまに車で走っていると見かけるのですが私有地なので採取出来ません。
花屋にも売っているようですが、購入するまでには至っておりません。

<2019年の現状>

上記の記事を書いたのが2015~2016年です。現在、新素材が発売されてました。

チタニウム素材のへら浮子足だそうです。→ 「チタニウム素材 2本入り(へら浮子足用」

まさに次世代のへら浮子新素材!

金属ですよ!Metalですよ!浮子の新マテリアルは金属なのか?

以上

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