TACKLE in JAPAN アユプロ・ノットマスター用 オフセット拡張マウント改造 長さ延長&M4ねじ切り穴仕様の製作

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アユプロ用自作品製作

前記事で自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)を改良しましたが、目印がラインクリップに接触(通過)すると動いてしまう事があるのでラインの通過点はラインクリップの上部が良いと考え、このマウントを一段高さを上げてラインの通過点をクリップ上部に設定した物を製作してみました。同時にテストとしてΦ4mmの取り付け穴をM4のねじ切り穴にして見ました。この記事は製作備忘録です!

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製作概要&設計

上記でも書いた通りマウントの高さを高くしてラインの通過点 を上げる改造です。改造後の結論から申しますと前方はクリップ上部に通過点を上げる事が出来ましたが、後方は編み込みホルダーの構造上、一段高くしただけではクリップ上部には設定出来ませんでした。後方もライン通過点をクリップ上部にするにはさらに一段高くしないとダメなようです。後方に関しては更なる改良の余地が有りそうです。

↓<参考記事>↓

・TACKLE in JAPAN アユプロ・ノットマスター プチ改造 オフセット拡張マウントを作ってみた!

・自作アユプロノットマスター用仕掛巻きラインカウンター(がまかつGM-1898仕様)を改良してみた! 仕掛け巻きライン出入り口変更編 Part2

前方マウント図面

以前のよりも一段高くなっています。

後方マウント図面

こちらも、一段高くして様子を見てみます。

製作工程~完成!

それでは製作に入ります。

92mm×72mmと92mm×74mmを各2枚用意しました。

材料はA5052アルミ板t=5mmです。試作なので端材を利用します。一応、表面保護テープを貼りましたが元からあるキズはあるのでこれ以上キズをつけないと言う意味での対処です。

すべての穴はM4でねじを切るのでM4の下穴であるΦ3.3mmで下穴を開けます。

切削ベースも端材を利用して製作しておきます。

エンドミルΦ10mmを装着して切削スタート!

溝(ポケット)切削から始めます。

CNCで楽チン加工~

そのまま続けて輪郭切削を行ないます。切削プログラムは連続で動かしているので待っているだけで加工は終わります。

面倒ですが一枚一枚加工して行きます。この後に全ての穴にM4タップします。

切削加工完了

前方マウント

切削加工完了

後方マウント

左:以前の物 右:今回製作した物

前方マウント新旧比較

左:以前の物 右:今回製作した物

後方マウント新旧比較

高さ(位置)調整穴を一段高くした作品です。

取り付けインプレッション 前方

穴の位置を延長したマウントを取り付けてテストしてみました。

取り付け穴の位置は以前と変わらず固定します。

ユニットの固定方法は2種類になります。

M4のねじがマウントに切ってあるのでボルト留め又はボルトをねじ込んで支柱を作ることが出来ます。

今回は支柱を作ってユニットをねじに嵌めるという手法で固定します。

ユニットを取り付けます。

固定は通常の袋ナットで固定。上の支点ナットは下側の長穴で角度可変する際。緩める必要があるかも?

一段高さが上がりました。

ライン通過点を確認。

前方側はラインクリップ上部を通過する高さになりました。

ラインガイドにはギリギリ接触しないかな?

目印の引き込みも仕掛け巻きライン出入り口中心付近を通過してるかな~?

取り付けインプレッション 後方

続きまして後方も一段上げてみました。

これも取り付け位置は変わらず。

ボルトをねじ込んで取り付けてみようとしてみましたが・・・

あれ!?入らない・・・

どうも、キッチリ寸法で製作しているため0.1~0.2mm程度のズレでもキツイです。ねじ穴でボルトをねじ込むと少し公差が大きくなってしまうようです。

応急処置としてユニットの穴を少し大きくする事にしました。Φ4.0mm→Φ4.2mmにします。

0.2mm程度、削れました。

今度は、すんなり入りました~

後方ユニットを取り付けました。後方は一段高くしただけではラインクリップ上部になりませんでした。

後方の本体支柱は前方の支柱よりも、元々と高いので仕掛け巻きケースの入り口上部に接触する感じになってしまいました。

もう一段、高くすると当たらないかも・・・

でも後方を上げてしまうと前方の侵入角度が変わってしまうのでどうかな~?

後方全景

前方全景

後方を高くすると前方の侵入角度も変わってしまうので難しい所です。

この辺りが妥協点かな?

<追記①>後方支柱のユニットを下げて後方の改善方法を考えてみる。

後方のユニットを一段、下げてみました。

ラインクリップ内の支点で「へ」の字のように屈折します。

上部は当たります。この上部に接触しない様に改善策を考えてみます。

全体的にはこんな感じです。後方の角度がどうも良くないようです。一旦、一段上げて考えました。

後方のユニットに角度を付けて見ました。

ライン通過点が中心になりました。

15度位でしょうか?角度を付ければ解決するようです。

しかし・・・チョット不格好になる感じは否めません。

後方ユニットもこのような角度チェンジャーの長穴仕様にすれば何とかなるかなぁ~と言う感じで落ち着きました。

<追記②>アユプロ後方支柱下げて後方の改善方法を考えてみる。

アユプロ本体後方支柱下げて様子を見てみました。要するに支柱の高さはフラットな状態です。あまりこのフラットの状態で使っている人は居ないかと思いますが、ラインの位置を確認してみます。

後方を下げて(前方を上げる)フラットに使うとデメリットとして折り畳みが出来なくなりますね。当方のオプションも付けてしまうと折り畳みは出来なくなるのですが・・・どちらにせよ折り畳みはNGになりますww

こんな感じになりました~

5mm程度埋没

前方もラインがクリップ内に入ってしまいました。

後方も同じようにクリップ内に入ってしまいました。仕掛け巻き出入り口はラインがフラットに入ってくるので上部に当たりますが問題ないレベルです。

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コメント

  1. *條 * より:

    ありがとうございます。色々試行錯誤お疲れ様です。前方ユニット赤色スプール側を取り付け位置を1段下げてラインをなるべく水平になるようにしたらどうなりますか?

  2. Zero より:

    コメントありがとうございます。
    記事後半に追記しました。参照ください。
    角度を付けると良い感じになりました。

    • *條 * より:

      本当に色々ありがとうございます。なかなか難しい事ばかりお願いして申し訳ないです。このユニットを使用して最大の利点は釣行後のラインメンテナンスが非常に楽になる事だと思います。ハナカン周りが傷む事が多いのですが、巻取りがスピーディーかつカウンターで長さ調整等素晴らしい製品ですね。私の鮎釣りの必須アイテムです。

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