以前の記事で「ダイワ仕掛け巻き後方2連ユニット縦型」を製作してみましたが、なかなかよさげな感じなので最終形の改良としてハンドルを追加してバージョンアップしてみました。縦型により全長がコンパクトになります。タックルインジャパンの「糸止めゴム」を追加しラインスプールの使い勝手を良くしてみました。この記事は製作備忘録です。
<参考記事>
・ダイワ編み込みホルダー用 後方ユニット2連を縦型にして糸止め機能を追加してみた。
ベースプレート製作
ベースプレートはこんな感じです。製作工程&詳細は過去記事で同じようなものを書いているので割愛します。
左が「がまかつ用」、右が「ダイワ用」
仕掛け巻きケース周辺は過去の設計をそのまま踏襲。上方にラインスプールユニットをドッキング。ラインスプールユニットにはラインガイドを取り付けます。
DIY レッツアルマイト加工 研究中・・・いろいろお試し
DIYでのレッツアルマイト加工を研究中です。なかなか品質(色ムラ等)を均一に加工することが難しです。簡単綺麗なアルマイトを施工する事を目標にいろいろと試しています。
今回は下地処理としてアルマイト剥離剤に浸してからアルマイト加工(電解処理)をしてみました。この作業の狙いとしては、表面を少し溶解させて下地を均一にすることを目的としています。
用意したのは「カーベック CARVEK アルマイト剥離剤 ストリッパー 4L」です。以前に購入した「アルムーバ1L」よりもコスパが良いので「ストリッパー」を使います。
「アルムーバ」同様に希釈不要でそのまま使用できるのがGood!反応もアルミを入れてすぐに始まります。取り敢えず片面を10分ずつ計20分浸けて見ました。
時間が過ぎましたら水洗いをします。
電解処理でワークを吊るすのに使用するアルミ線を100均ダイソーで買って来ました。太さも色々有りましたがΦ2mmとΦ3mmチョイス!
適当な長さにカットします。このままでは表面にアルマイトが掛かっている為、通電不可で使用できません。
先程使用したストリッパーに浸してアルマイト除去しました。
アルマイト除去材に浸したワークを電解処理前に研磨パッドで研磨します。その後、また水洗いしてアルミ線を取り付けます。これで下準備完成です。
何度も(長時間)浸しているとワーク表面にボツボツと荒れが発生しました。浸し過ぎて表面深くまで溶解されてしまったようです。
アルマイト加工〜組み立て
赤色でアルマイト加工しました。
仕掛け巻ケースを取り付けた様子。
がまかつバージョン横型と縦型を重ねると違いはこんな感じです。
完成済みの部品を取り付けます。
糸止めにタックルインジャパン専用糸止ゴムを使用します。ゴムには成型時にできたランナー?が残っているのでこれを今回はカットしました。
工具はカッターでも良いのですが、手持ちのエンドプラニッパでカットします。
摘んでカットするだけ。
思いのほか綺麗にカット出来ました。
完成
アユプロ用がまかつ2連縦型ユニット
ダイワ製編み込みホルダー&自作編み込みホルダー用がダイワ2連縦型ユニット
後方の仕掛け巻きからのライン通過位置はこんな感じです。
がまかつ用裏側
ダイワ用裏側
サイド小物入れケースも赤色でアルマイト加工しました。
がまかつバージョンのラインスプールホルダーは写真のような位置を通過します。
ちなみにカウンター側はこの位置で引き込み。
縦型は全長がコンパクトになるので使い勝手が良さそうです。
2024.04 がまかつ後方2連ユニットを縦型ハンドルバージョン改良
2台目の製作にあたり、「がまかつ後方2連ユニット縦型」を改良しました。
中国製2GTベルトの品質が安定していません。前回と同じ長さのベルト(166mm)を購入しましたが、どうもベルトが若干たわみます。気になったのでベルトテンショナーを急遽、製作しました。メーカー(ショップ)によって若干ではありますが品質が変わるようです。困りました・・・
POM樹脂で製作。旋盤で少しずつ削りました。このローラーは回転します。ベルトが適度に張っているのでブレーキにもなっています。
仕掛け巻きケースを止めている「M4ねじ穴」を使用して軸を製作。
「スプール留めハンドル」の収納場所を製作。
φ20mm真鍮丸棒を使用して製作。固定は皿ねじ。
こんな感じで「収納」しています。
完
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