タックルインジャパンのアユプロにはオプションでも編み込みステージ(編み込み台)が無いようなので自作DIYで作って見ました。取り付け位置や角度、高さ、など最適に使用できる基本情報が人それぞれ好みがあるせいか、ネットに核心的な情報がないので手探りの状態からスタートしました。編み込みテーブルは以前、アルファビックの編み込みホルダーを使用していたときは便利で使っていたのですが、アユプロを使用するようになってからは無くても編み込みが出来ることに気が付き使用しないまま、特に不便は感じ無かったです。ですが、ふと有った方が便利かなと思い製作に着手しました。部品の数が多くなったのでこの記事は4部構成になります。
ステージ支柱の製作
Part1でも書いたように下野製品では丸棒を使用している部分を当方はアルミ板で設計しました。前後に可動する部品です。

試作見本を置いてイメージを掴みます。

穴あけを行ないます。

前後に可変移動できるように4mm幅の溝を掘ります。


この部品は4mm板を2枚重ねての切削です。

切削用固定ベースに取り付けて輪郭切削を致します。あらかじめ切削しきれない部分はバンドソーでカットしておきます。

エンドミルΦ8mmで切削しました。

綺麗に切削できました。

角度チェンジャーを取り付ける穴にM4でタップします。

手作業でバリ・面取りします。

バリ取りバーで長穴もバリを取り完成です。
ステージ台角度チェンジャーの製作
中心部分となる部品です。

アルミ板12mmを使用します。まずは穴あけを行ないます。

穴あけが終了したら溝を掘ります。編み込みステージがラインクリップ中央に来るように計算した深さを切削します。


コーナーを利用して切削抵抗を減らしています。

次に試作見本を元に日立のバンドソーで大まかに切り出します。

エンドミルΦ8mmで切削しきれるようにアウトラインをカットして置きます。

こちらの部品も切削用固定ベースに取り付けて輪郭切削を致します。
固定は2本のボルトで行ないます。


一個一個の製作になる為、時間が掛かります。

切削終了!

次に真鍮製の丸棒が収まる縦穴を開けます。

手作業で中心をケガキます。

フライスにセットしボール盤機能で穴をあけます。

ポンチで軽く叩きセンター穴を出します。センターポンチ作業はやらなくてもΦ6mm程度ならコツを掴むと狙い通りの位置に開けられるようになります。

先ほどポンチした下穴にキッチリとドリル先端をあわせます。

ドリルを回転させゆっくりと穴を開けていきます。


穴の面取りをします。


側面はM4でタップします。

各穴の面取り・アウトラインのバリ取り・面取りを手作業で仕上げます。

鋭利な部分はヤスリで研磨します。


角度チェンジャー完成です。
Part3へ続く
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