タックルインジャパンのアユプロにはオプションでも編み込みステージ(編み込み台)が無いようなので自作DIYで作って見ました。取り付け位置や角度、高さ、など最適に使用できる基本情報が人それぞれ好みがあるせいか、ネットに核心的な情報がないので手探りの状態からスタートしました。編み込みテーブルは以前、アルファビックの編み込みホルダーを使用していたときは便利で使っていたのですが、アユプロを使用するようになってからは無くても編み込みが出来ることに気が付き使用しないまま、特に不便は感じ無かったです。ですが、ふと有った方が便利かなと思い製作に着手しました。部品の数が多くなったのでこの記事は4部構成になります。
編み込みステージ支柱 真鍮丸棒 Φ6.0の製作
ステージ台支柱の製作です。ボルトで頻繁に高さ調整する為、アルミより硬い真鍮の素材をチョイスしました。

真鍮はアルミよりやや高価な素材です。Φ6mmを使います。

センタードリルでセンターを出した後、Φ2.5mmのドリルで穴を開けます。

そのままチャッキングしM3のタップを行ないます。

長さ68mmの所で切断します。

ひっくり返して同じようにもう一方の側面も加工します。


端部を面取りします。

今回は比較的綺麗な部材だったので研磨はしませんでしたが、年数が経つと表面が酸化してきて黒ずんできます。そのような時は研磨パッドなどで研磨すると綺麗になります。

編み込みステージ支柱 真鍮丸棒 Φ6.0の完成です!
編み込みステージ台のライン滑り止め加工・製作
いよいよ組立て加工に入ります。

ステージをフラットな面にするために皿ねじM3×8mmを使用します。

ここでネジの緩み止めとして接着剤を使います。このネジが緩むとステージが取れてしまい、この後に貼る「滑り止めシート」を貼り直ししなくてはならなくなるのでここで接着接合しておきます。

しっかりと接着させます。

バイスに挟んでドライバーでしっかり締めこみます。

クッション材としての滑り止めシートはアマゾンで購入しました。
他の滑り止めシート(クッション材)もテストしましたが意匠的に良いのでこの滑り止めシートを採用しました。
このシートは黒のほかに赤と白もあります。ですが値段が少々高いのが難点です。

ラインの引っ掛かり防止として四隅をカットしました。カットしなくても問題は無かったかもしれません。

寸法ピッタリにカットして貼り付けて完成です。
情報不足で滑り止めシート(クッション材)は何が良い(ベスト)のか分からないのですが、良い情報がある方は教えて頂ければありがたいですwふわふわスポンジ系?ゴム系??
最終組立て Part1
いよいよ最終工程です。

先ほど組み立てたステージと角度チェンジャーに組み込みます。

真鍮丸棒Φ6.0に被せるスプリングとしてミスミのUR8-25を2本使います。
- 線径(φ) 0.55mm
- 外径 8mm
- ばね定数(N/mm) 0.29
- 自由長 L(mm) 25mm
- 密着長(mm) 5.9mm

こんな感じで上下にスプリングを通して角度チェンジャーが常に中央になるようにオリジナル設計しました。バネテンションを利用して糸の張りを調整したり、軸の高さ調整をしたり出来るようにしました。

固定は下部でワッシャを挟んでM3×4mmで固定

これでこの部分は完成です。バネはあくまでも思いつきの発想なので無くても良いのかもしれませんw

続きまして前後に可動する支柱です。

軸はM4×18mmのボルトです。ねじ切をしてある先端に締めこみます。

試作からの変更点で歯付座金を入れました。

これを入れるとグリップ力が上がり軽い力での締め込みでもスベリを防止します。


角度チェンジャのツマミはミスミのNBF4-16-Bを採用しました。チョット値段は高めです。

価格は高めですが締め付けの相性(ABSプラとアルミ)は良いみたいで軽い力で締め付けられます。
Part4へ続く

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